ヘルスメンテナンス

皆さん誰もが健康で充実した毎日を過ごしたいと願っていると思いますが、健康とは具体的にどのような状態のことでしょうか。

1947年に採択されたWHO憲章では、前文において「健康」を次のように定義しています。


「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。」(日本WHO協会訳)


健康とは、肉体的な問題以外にも「精神的・社会的」な問題も含まれていることが理解できると思います。

日常生活のストレスで精神的に参ってしまったり、一人暮らしのお年寄で自宅で孤立することが多くなった時など、人との繋がりが希薄になったりする事によって、社会的に孤立してしまう場合も「健康」とはいえない状態になってしまいます。


健康に毎日過ごすために当院が皆様に提案できることを一緒に考えていければと思います。


参考 https://japan-who.or.jp/about/who-what/identification-health/


ヘルスメンテナンスとは?

ヘルスメンテナンスとは、予防医療とほぼ同義ですが予防医療の活動そのものを指し、ヘルスメンテナンスの3項目という枠組みで表されます。


①スクリーニング

②患者教育

③薬剤などによる予防(予防的薬物治療・予防接種)


日本の場合、予防医療というと「健康診断」や「人間ドック」をイメージされる方が多いかと思いますが、ヘルスメンテナンスの3項目で考えてみると、その構成が「スクリーニング検査」に偏在していることがわかるかと思います。


また、人間ドックや健康診断でなんでも調べればそれが健康につながるというわけでもありません。検診による過剰診断の問題、検診・検の質の問題など時に「検査をすればするほど健康につながる」という錯覚から思わぬ弊害を生じることもあります。


当院ではエビデンスに基づいた予防医療を提供することを心がけています。

また、ヘルスメンテナンスの3項目のうち、患者教育・薬剤などによる予防にも力を入れております。


皆様個人個人に併せた、質の高い予防医療を提供させていただきます。